可愛らしい絵に、心がざわつく読後感。
ギャップ萌えかもしれない。
目の描き方がたまごっち。
すげーたまごっち。
そんな人物に、異様に描きこまれた背景。
これもギャップ?
うまくいかない少女達の話…で。
各話読みきり、キャラクターも1回限り。
一人でオムニバス、というやつだ。
1巻登場の子がたちがチャンピオンで再登場したので、
今後いろんな子が再登場する可能性もある。
この漫画のすごいところは話の振り幅。
始終可愛い話しから、えぐいバットエンドまで
各話の振り幅がすごい。
毎回、ほのぼのオチなのか、最悪の事態なのか
あるいは性癖の吐露なのか、
どっちなのだと読んでいて油断できないというか。
多分漫画を読み慣れた人ほど予想を裏切られる。
本作は、短期集中連載の時の3話と、連載開始から
「ガガスバンダス」まで収録されている。
ガガスバンダス前の話が2巻収録っぽいけど
…多分計算ミスだろうな。
1巻に入っててよかったガガスバンダス。
とんでもない破壊力です。
雑誌掲載時に何度も何度も読み返したもの。
ガガスバンダスのループから抜け出すために。
あの話に答えがあるのかわからないけど
答えがあるのではないか?と
何度も読んでいる時点で作者の思う壺だよな。
チャンピオン新人賞を取った時に
やたら褒められてたので「早く読ませろ−」
と待ちわびていた受賞作「破壊症候群」が
ほんとにすごくて。
WEB連載の「ドラゴンスワロウ」から、
短期集中連載から本格連載へ。
とんでもない逸材の出現を
目の当たりにしてるんじゃない?
と思ってしまう今日この頃。
どういう人なら好んで読んでくれるかな?
と、ちょっと人を選ぶかもしれない感じなので、
思いの丈をレビューと言うなの文章に載せておこう。