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評価:
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ジェネオン エンタテインメント
¥ 3,416
(2008-04-23)
コメント:一家に一人便利なゾンビ。
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原題は『ファイド』なんだけど…主演ゾンビの名前ね。
ちょっとレトロな設定の舞台?
使用人(ペット?)代わりにゾンビを家で飼える世界。
ゾムコム社が開発した首輪を付ければおとなしく働きます。
堅物なパパさんの意見をおしきって我が家にもゾンビが!
わぁいって感じの主人公少年ティミーなんだけど、なんか藤子F漫画とかぶる。
家でペットを飼えない孤立少年のび太がペットを飼いはじめたみたいで。
親の圧力そんなのを乗り切って少年はゾンビと仲よくなりすぎてしまう。
所詮ゾンビ、生きた人の肉を喰らいたがるし…まぁ。
少年は無事だったんだけど首輪の故障により人肉を食べちゃったんだよね。
ゾンビに噛まれた人間はゾンビ化する法則によりゾンビ増殖、街はパニック。
ほのぼの展開かと思いきやちょっとグロいぞ。
少年はうまくファイドの罪を隠そうとしたんだけど事実が発覚、ファイドさん収容所行き…
そこからの逆転劇が痛快だね。
人を喰うようなゾンビ、ファイドさんが首輪の効力がなくなっても少年を噛まないとか…。
悪い事してるから余計にちょっとのいい事が引き立つ不思議。
(『改蔵』でそんなテーマあったよねー。)
ラストまで見てファイドさんは、少年は、ママさんは罪をおかしてるのに、
そっちが正しい立場になってしまってる。
堅物のパパさんの行方は…予定調和。
パパさんがそういう気質になったのも裏づけがあるんだけど、
結局かわいそうな人だねぇ。
ゾンビを使用人扱いするシステムを築いた人たちも話の重要なところに関わる。
人の死とはなんなのか。
ゾンビは罪を背負って「生きて」いるのか。
ちょっと深いテーマがあるような気もしたが気にせず見れるんだぜ。
…どうしよ、ネタバレになったかな?